シーバスの生態と習性


シーバスの習性と生態

シーバスが生息しているのは

シーバスとは日本のスズキのことで、北海道の石狩湾を北限とし、
全国的に生息しています。

比較的温暖な気候を好み、満潮時と干潮時によって活性が大きく変化します。

地域により差はありますが、産卵は冬に行われるので、秋頃、体力をつけるために
「荒食い」と呼ばれるほど大きな食欲を見せます。

荒食いをする時期にはエサを追い求めて、海から川に入り込むこともあります。

回遊タイプと居着きタイプ

シーバスは季節ごとに移動する習性がありますが、エサとなるベイトを追って、
大きく二つのタイプに分かれます。

一つはベイトの移動に合わせて広範囲に移動する「回遊タイプ」です。

このタイプのバスは大型のものが多く、成長したアユなどを追って
川に上り河川にとどまるものは、「川スズキ」と呼ばれることもあります。

もう一つは「居着きタイプ」で、特定の障害物やある特定の範囲のみに
潜んでいるシーバスのことです。

産卵をしない個体がこのタイプになるようです。

初心者はこちらのタイプを狙うと釣りやすいでしょう。

シーバスの種類

3種類のスズキ

シーバスはスズキのことですが、厳密に言うと、スズキは3種類に分かれます。

● スズキ(マル)

茶色がかった体色で、ヒラスズキよりも全体的にスマート。
釣り人がヒラスズキと区別するため「マル」と呼ぶことがある。

● ヒラスズキ

銀色の体色で、スズキに比べてボリューム感のある体型。
簡単な見分け方としては、下アゴを見てウロコがついていればヒラスズキである。

● タイリクスズキ

台湾や中国を原産とするスズキで、元は養殖するために持ち込まれたものが
逃げ出して繁殖した。
タイリクスズキの身体には黒い斑点がついているので、簡単に見分けられる。
「ホシスズキ」という別名もある。

ブラックバスとはまったく違う種類

シーバスは名前に「バス」とついているためか、「ブラックバス」と同種の仲間
と勘違いしている人もいるようです。

なお、ブラックバスは「オオクチバス・コクチバス」のことで、
特定外来生物に指定されており、放流や飼育、持ち帰りが禁止されています。

シーバスはスズキ類を指しており、まったく違う魚なのでブラックバスのような
法的規制はありません。

シーバスのおいしい調理法

シーバスのおいしい食べ方

シーバス、と言ってもマルよりもヒラスズキの方がおいしいという評判です。

また、河口付近で取れるシーバスは皮に匂いがあるので、調理の際は
皮を剥いでおきましょう。

刺身にする場合は氷で洗いにしたり、昆布締めもいいでしょう。

ただ、生食する場合は生臭さを抜くのが難しかったり、寄生虫の問題もありますので、
加熱して食べる方がオススメです。

ムニエルにする場合は、水気を切って小麦粉をつけてバターでソテーするといいでしょう。

マイタケやしめじなどのキノコを添えると、香りが良くておいしいです。

シンプルな塩焼きもお勧めの食べ方です。

血抜きの仕方

釣り上げたシーバスをリリースせずに、持ち帰って食べることにした場合、
シーバスをその場で血抜きしておくといいでしょう。

そのままにしておくと生臭くなり、鮮度が落ちてしまいます。

1.シーバスの頭の付け根に包丁を当て、中骨まで切ります。
2.次に、尾の付け根を切ります。このときも中骨を切断します。
3.切り口を下にして血を出します。
4.血が出た後、濡れた新聞紙に包んで氷で冷やします。
氷を直接身につけないように注意してください。

シーバス豆知識

名前が変わる出世魚

「シーバス」とはそもそも和製英語で、スズキを「シーバス」と呼んでいるに過ぎません。

アメリカで「シーバス」と言うと、まったく違う種類の魚を指しますので注意しましょう。

スズキは日本人に昔から親しまれてきた魚で、ブリと同じく出世魚です。

成長度により、呼び名が変わります。

「スズキ」と呼ばれるのは60cm以上に成長した場合で、
60cm以下を「フッコ」、さらに30cm以下を「セイゴ」、
10cm以下になると「コッパ」と呼びます。

また、関西では「フッコ」のことを「ハネ」と呼称しています。

トゲとエラに注意

シーバスの背びれには鋭いトゲがあります。

また、エラはカミソリのように鋭いので、シーバスの口から針を外したり、
リリースの際には直接手で触れないように注意が必要です。

シーバスを持ち上げるときは、下アゴをつかむと一番安全です。

トゲには毒はありませんが、指に刺さった場合は、ばい菌が入ることがあるので
消毒しておくといいでしょう。

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